私たちは、豊かな生物多様性を守り、次世代に引き継ぐことを目的に、軽井沢を中心に活動しているボランティア団体です。
「調べ・知り・動き・楽しむ」活動を⽬指しています。


2000年2月に発足した会です。

1999年春、軽井沢町の町花サクラソウが山から1,000株ほど盗掘されたことがありました。
このままでは自生サクラソウが無くなってしまうという危機感から、
「サクラソウが咲き続ける町に!」という合言葉で、「軽井沢サクラソウ会議」が生まれました。

初めて町内のサクラソウの分布調査が行なわれ、幸いにも複数のサクラソウ自生地が残っていることが判明しました。
また、東京大学院 鷲谷いづみ教授の調査によって、町のある浅間山麓地域は、日本三大サクラソウの自生地一つであるということが、明らかになりました。(他は北海道日高地方と、九州阿蘇高原の二ヶ所。)

軽井沢のイメージは「自然豊かな町」ですが、
最近は、開発圧力と自然保護のバランスを保つのが難しくなっています。

「生物多様性国家戦略2012-2020」によれば、生物多様性の危機には4つの原因があるとしています。

第1 開発など人間活動による危機
第2 自然に対する働きかけの縮小による危機
第3 人間により持ち込まれたものによる危機
第4 地球環境の変化による危機

私たちの知恵や力を集めて、生物多様性を保全し、
絶滅危惧種をこれ以上増やさないために努力していきたいと思います。